■国語関係のレポート・論述式試験・論文

書き方・出し方の常識50


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1.用紙・向きなど
【1】指定された通りに書く。用紙,サイズ,用紙の向き,文字の向き,分量(枚数・字数)等。
   原稿用紙かレポート用紙か,B5かA4か,縦書きか横書きか(古典文学は縦書きのみ)
【2】ワープロ使用可の場合は,白紙に印字する。
【3】手書きの場合は,罫線の入った用紙を使用する。コピー用紙などの白紙は不可。
   ルーズリーフは罫線が入っていても不可(レポート用紙ではない)。

【4】ワープロで縦書きにする場合は,数字や記号が横向きにならないように。
   ワードの場合は,書式→拡張書式→縦中横

2.筆記具・印刷など
【5】正式な場合は,鉛筆ではなく,黒インクのペンを用いる。
   ペンや万年筆が正式だが,それに準する水性ボールペンは可。油性ボールペンは,いずれの場合も不可。
【6】手書きの場合は,丁寧に書く。雑に書いた物を提出するのは失礼。
【7】ワープロの場合は,綺麗に印字する。汚れたり,斜めになったり,かすれたりは不可。
【8】ワープロの場合は,常識的なフォントサイズを用いる。本文12ポイント以上は不可。
【9】手書きでもワープロでも,上下や左右の余白を大きくしすぎない。

3.綴じ方など
【10】ページ番号(枚数)を打つ。a宦@−○− など。
【11】レポートは,縦書きの場合は右上を,横書きの場合は左上を,ホッチキスで綴じて出す。綴じまちがいは不可。
【12】表紙を付ける。講義名,担当教員名(○○先生),レポートの題,学生番号,(所属),氏名を書く。
   指定枚数が非常に少ない場合は不要。但し,いずれの場合も,右の項目は必ず書く。

4.形式・マスの使い方
【13】出だしは1字下げるのが日本語表記の常識。教科書,その他の書物,新聞など参照。
【14】形式段落を設ける。
【15】一つの段落の中では,横書きなら右端,縦書きなら下まで書いてから改行する。端を揃える。
【16】省略などに用いる「……」 は,2字(マス)分。3点リーダを2回。→小学校中学年
【17】「?」「!」の後は,1字(マス)空ける。
【18】句読点「,」「。」及び諸括弧の閉じる記号は,次行の頭に書かない。
   原稿用紙の場合も欄外もしくはマス内に書く(また,句読点と諸括弧の閉じる記号とは,同じマス内に書く)。

5.括弧記号の使い方
【19】『 』は,書名もしくは「 」の中に「 」がある場合。むやみに使わないよう。→小学校中学年
【20】短い語句や文などを引用する場合は,「 」で括る。→小学校中学年
【21】キーワードは〈 〉で括ることが多い。引用文に無い語句の場合は,「 」を使わないこと。

6.引用の仕方
【22】長い文章を引用する場合は,2字ずつ下げる。もしくは前後1行空けて,1字ずつ下げる。
   いずれの場合も,最初の1行のみ,もう1字下げることが多い。
【23】原文の誤りと認められる部分は,「(ママ)」と傍記する。
【24】注目すべき言葉には傍線や傍点等を付す。原文に無い傍点・傍線等を加えた場合は断る。
【25】途中を略す場合は,「(中略)」「〜」「……」のいずれかを用いる。(中略)が正式。
【26】長文を引用する前は文を切る。読点「,」などで中止し,「〜と言う」と受けるのは不可。
【27】先行研究を引くなら,誰(初出はフルネーム)が・いつ・どこで言ったことかを明記する。

7.文字の書き方など
【28】仮名をきちんと書く。「ら」が書けない人が多い。字母は「良」(呉音ラウ)。
   他に,「う」「さ」「き」「や」「り」「ゐ」「ゑ」「シ」「ツ」など。字体だけでなく,書き順にも注意。→小学校1年生
【29】誤字に注意する。漢字が正しく書けるように。熟語が正しく書けるように。
   例=「比」は四画/「不・当・覚・斗」などは書き順に注意/〜に例える→喩(譬)える/講議→講義/
      完壁→完璧/価値感→価値観/専問→専門/長年に渡り→亘り・わたり
【30】踊り字(特殊記号)の「々」は,端に寄せず,中央に書く。
【31】促音「っ」や「々」を,むやみに小さく書かない。句点「。」を,むやみに大きく書かない。
【32】数字は,縦書きの場合は基本的に漢数字を,横書きの場合は算用数字を用いる。
   固有名詞や熟語は,横書きでも漢数字。使い分けの基準は,途中で変えない。→小学校中学年
【33】脱字に注意する。修正液などで消した後,文字を記入し忘れることがないように。

8.文体・用語
【34】常体(だ・である調)と敬体(です・ます調)の混用は不可。小説やエッセイではない。
【35】レポートや論述式試験や論文では,常体を用いるのが常識。
【36】俗語や口語などは不可。
   例=だいぶ・すごく→〔  〕/〜じゃない→〔   〕/〜だけど→〜だが・であるが/
      〜なんですが→〜なのだが/いろんな→〔   〕/(気持ちが)へこむ→〔    〕
【37】一般的ではない略語や略称も不可。
   例=内申→〔  〕/教採→〔   〕/アポ→〔   〕
【38】目上の人の動作には敬語を用いる。論文の場合は,どちらでもよい。
   例=先生が配った→〔    〕/先生が言った→〔    〕/先生の話→〔  〕
【39】ら抜き言葉は,特に国語関係の提出物では不可。
   例=答えれる→答えられる/見れる→見られる
【40】その他の誤用も,特に国語関係の提出物では不可。
   例=〜すべき。→〜すべし。〜すべきである。/的を得る→当を得る・的を射る/
      古来より・古来から→古来(「来」は「〜より・から」の意)・古(いにしえ)より
      まだ未定→未定/(潜水艦が)沈みづらい→沈みにくい(難い)
【41】「文」とはワンセンテンスのこと。2文以上のまとまりのある言語単位を「文章」という。

9.参考文献など
【42】参考文献を引用あるいは要約した部分と,自説の部分とを,明確に区別する。
   先行研究とオリジナル(自分の判断・新説・調査結果・発見)とを区別する。
【43】書物なら,著者氏名『書名』(発行所,発行年)。その他にページ数や章など。
   論文なら,著者氏名「論文名」(『所載誌名』巻・号,発行所,発行年月)。
   但し,近代文学や漢文学(中国文学)関係の論文等では,雑誌名を「  」で括る。
【44】列挙の際,内容別順,発表年順,著者名順などのいずれかに統一する。恣意的な順番は不可。
【45】発行年は西暦か元号か,どちらかに統一する。参考文献以外の場所でも同様に統一する。
【46】ウェブサイト(いわゆるホームページ)の場合は,URL(いわゆるアドレス)とサイト名及び閲覧年月日を記す。
   欧文文字は,部分的に横書きにし,1マスに2字(半角)で記す。

10.その他
【47】内容・表記共に,どうすれば他人に言いたいことが伝わるか,他人を納得させられるかを考えるべし。
   文章化が基本だが,一部,箇条書き・表・記号で図解するなど,工夫すべし。
   但し,その際は,何について表で示すのか,どう見ればよいかなど,断り書きや説明が必要)。
【48】意味不明の文章,根拠の無い推測・決め付けなどは不可。エッセイ・感想文ではない。
【49】大きなテーマを扱ったり,長く書いたりすればいい物になるわけではない。確かなことを。
【50】本も書類なども,みな丁寧に扱う。介護等体験の証明書の扱いがひどい人がいるが。

★これらを守らなければ受け取りません。とにかく他人に見せられる状態の物を提出すること。
★もちろん締切りを過ぎた物を無断提出しても受け取りません(メモを付しても同じ)。

(07/11/01版)

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